平成24年度 たたら製鉄体験学習 
10月16日(火)たたらの里 学習館にて
 宍粟市千種町は、「播磨の国風土記」(713年)に「敷草村(しきくさむら)」と書かれ、「鉄を生す(まがねをいだす)」との記述があります。中世以降は「千草鉄」という銘柄で有名になり、備前刀の原料鉄に千草鉄が大きな役割を果たしていたことも多くの本に書かれています。その千草鉄は我が国の古代からの製鉄方法「たたら製鉄」によって生産され、千種町内では明治初期まで操業していました。その遺跡も町内各所に遺っています。
 千種中学校では、平成9年度から毎年2年生が、ふるさと学習「たたら製鉄体験学習」を行い、今年で16年目になります。
今年の2年生が取り組みました、砂鉄採集からたたら製鉄までの学習の様子を掲載しています。

 
 
砂鉄の採集
千種川の河原で磁石を使って
砂鉄を採ります
夏休みの2年生の宿題で
鉄穴流し(かんなながし)
採集した砂鉄を水路(「とい」を代用)に流し、磁石で砂鉄と砂を
分別します。この作業を「鉄穴流し」といいます。
粘土こね
(不純物)のろ出し口の栓に使います




精製した砂鉄
分別した後、しっかりと
乾燥させます。
たたら炉の組み立て
土台が重要です!
木炭の投入準備
みんな顔が真っ黒に・・・。
墨切り
松墨140kgを鉈(なた)で切ります。




砂鉄の投入
まんべんなく入れます。51kg投入しました。
木炭の投入
激アツです!




温度測定
1100℃近くに…熱すぎる!
のろ出し
不純物(のろ)を出します。
冷えたのろ
通称「カナクソ」と言います
のろ出し口
出したら粘土玉で栓をします。




炉の解体
4人で解体作業をしました。
冷えたケラ
約15kgできました。
先輩たちが作った、ケラから打ってもらった
日本刀やペーパーウェイト・小刀です。
 
地域の先生方による講義
千草鉄の歴史
10月16日(火)地元の講師先生の指導により、たたら製鉄体験実習をしました。
貴重な体験ができてとても良かったです。お世話になった講師の先生方、地域の方々ありがとうございました。
2年生一同
たたらの里学習館へのアクセス方法は・・・




〒671-3233 兵庫県宍粟市千種町西河内
問い合わせ先 たたらの里学習館
TEL:0790-76-3833
アクセス 中国自動車道山崎インターから約35km(自家用車ご利用の場合)
神姫バスご利用の場合:JR姫路駅北側→林田経由山崎行き
→山崎乗り換え(千種行き)→神姫バス停千種からタクシーで約17分
駐車場 たたらの里学習館 約15台
 本校が、長年にわたり取り組み、大切してきた地域学習である「たたら製鉄体験学習」の成果である「ヒ(けら)」を精錬し、製品にしていただきました。お世話になったのは三木市在住、高田製作所の高田良作様です。ご厚意で、鎗がんな・切り出しナイフ・文鎮等の製品にしてご寄贈くださいました。大切に保管するとともに、今後のたたら学習や地域学習の教材として有効に活用させていただきます。
(2011.3)
たたら製鉄の記録撮影や
新聞の取材を受けました。


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